舞台に立つということ(遠くに忘れ去る日が来ても)
ゲネプロ(本番同様の通しリハーサル)を終えると
あとは 緊張感しかない
毎回 気合いが必要になる
舞台をひとつ仕上げるために どれだけの汗を流しただろう
雑務にも追われる
・ フライヤー・プログラムの デザインと印刷
・ 音編集・振付・合同リハ・衣装
・ 照明・音響さんたちとの打ち合わせ
舞台終了後には 数日かけてビデオ編集作業が待っている
ほぼ1年半ごとに主催する舞台では
自分のソロを含めて25曲の振付けを考える
園児~低学年・高学年・中学生・高校生・大人
各クラス総勢約60人の振付けとフォーメーション
オープニング~エンディング 構成と演出
すべて ひとりで考える
私の欠点は 人に任せられないコト
だから 頑張るしかない
これまでに いろんなイベント含め 何百曲編集し 振付けしただろう
曲に合わせたオリジナルな振付けにこだわり
眠れない夜もあった
ストリートダンスと言っても ジャンルはいろいろ
HIPHOP・HOUSE・JAZZ・SOUL・LOCK ・・・ etc.
観客を飽きさせない構成を工夫した
舞台本番
オープニング挨拶するために 舞台袖から歩き出す
スポットライトに照らされた私の目には 客席は真っ暗で
観客の顔は 見えない
それでも 視線を感じながら マイクを握る
幕の裏では
板付き(舞台上ですでにスタンバイしていること)のダンサーたちの
緊張を鎮める呼吸が 静かにその時を待っている
私のMCが終わると同時に 幕は上がり 大音量が響き
カラフルな照明が 生き物のように 動き出し
ステージを異空間に変える
あの瞬間が 好き
ショータイムの始まり!
さまざまな職業あるけれど
笑顔や感動に関われた 私は運がいい
それでも 時は過ぎ
いつかは全て 遠くに忘れ去る日が来るだろう
踊り続けた日々のことを やがて忘れる日が来るだろう
だからいま 書き留めておきたい
どれだけダンスに情熱を注いだか
辛いとか シンドイとか 口に出さずに
汗だくになって練習する日々のこと
筋肉の痛みに不安になっても 踊り続ける日々のこと
やりたいことをやるというのは ある意味 ストイックで孤独
だけど私は
こんな孤独が 好きだ
ご訪問ありがとうございました
感謝☆