無知の知ノート

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年に1回だけ 静かにかじるチョコレート 

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普段は忘れていることでも 

フトした瞬間 思い出が蘇ることって ないですか?   

 

人に話したところで たぶん 

どうってことないようなことでも 

なんだか 大切に思えてしまうこと     

 

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それは

スーパーのレジ横に積まれたチョコレート     

   

外箱に書かれているキャッチフレーズ 

「ラムレーズンのみずみずしいおいしさ」 

 

アルコール分3.7%という 

おとなのチョコレート 

 

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「コレうまいから 食べてみ!」 と

7年くらい前だったか 

レッスンが終わったスタジオで 

NISHIさんから戴いたのがキッカケだった 

 

NISHIさんのオススメ通り 「冬季限定Rummy」 は美味しくて 

その年の冬 毎週のように買って食べていたww       

 

 

NISHIさんは 長年の私のダンスレッスンのメンバーさんで 

 

スポーツクラブのレッスンでは 

比較的さまざまな年代のメンバーさんたちで賑わう中でも  

 

ストリートダンスのレッスンとなると 

4~50代男性というのは そう多くはいなくて 

 

モテオーラをムンムンと振りまくNISHIさんは 

女性メンバーたちにも 人気があった 

 

スタジオプログラム以外に マシンジムでも頑張っておられて  

「もっとムキムキになって絶対惚れさせるから 楽しみにしてろよ」などと 

真顔で言ったりする 

ナルシストなところは ちょっと苦手だったけど 

 

モテオーラというのは 

自分に自信のある人からしか 出ない 

憎めない男性だった 

 

NISHIさんは スポーツクラブの常連で 

食事や健康に 人一倍気を配っていた 

 

黒米を食べていること 定期的に歯科へ行くこと 

仕事は早期リタイヤして 人生を楽しみたいこと  

いろんなことを 楽しそうに話してくれた 

 

4年前 突然 癌で亡くなった       

まだ50代 

悔しかったに違いない   

 

 

インストラクターとメンバーという 

スタジオだけの関係だけでなく  

数人で 何度か飲み会にも出掛けたり バーベキューや 

カラオケにも行った  

 

一緒に汗を流した仲間として 友人として 

沢山の思い出を共有した人だった  

 

 

葬儀は 大の苦手だ   

メンバーさんたちの前で 涙は見せることなく 見送った  

 

  

NISHIさんが亡くなってから 最初の冬に 

スーパーのレジ横の陳列棚に「冬季限定Rummy」 を見た時 

胸が熱くなった 

 

 

年に1回だけ 私はRummy を買う  

 

10年来 私のダンスレッスンを受けてくれた 

ダンディーで モテモテで 優しかったNISHIさん

生きた日々 笑い合った日々を思い出しながら 

 

年に1度   

 

ゆっくりと Rummy を かじる  

 

 

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読んでくださってありがとうございます 

感謝☆ 

 

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