無知の知ノート

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鈍感な自分がイヤになる、、、人生のキッカケをくれた恩人を忘れない

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インストラクター仲間の  というよりは 師匠的存在のリエさんから

久しぶりの連絡で 昼食に誘われた 

  

元タカラジェンヌのリエさんは 私がイントラになるキッカケを作ってくれた人 

 

フロントのアルバイトをしていた頃 

バイト時間を終えれば ジムを無料で使うことが許されていた私は ほぼ毎日のように筋トレに励んでいた 

 

そんなある日 リエさんが声を掛けてくれた 

「そんなにトレーニング好きならイントラになれば?」 

 

彼女はクラブ一番人気のインストラクターで 

いつもスタジオで たくさんのメンバーに囲まれて 華やかな存在  

まさか私がイントラになるなんて その頃は想像さえしていなかった 

 

身体の仕組みの勉強や  研修や実技テストや 

イントラ免許を取得するまでの道のりは簡単ではなかったけど  

 

リエさんという存在があって 私はラッキーだった   

例えば  

トップスの紐を  肩のどの位置に掛ければ美しく見えるとか  

サスガ元タカラジェンヌという 人前に立つことの基本をイロイロと教わった     

 

 

彼女と出会ったクラブは2年ほどで辞めてフリーで仕事を始めた私は

アッという間の忙しい日々で  

彼女とこんな風にどこかで待ち合わせて食事することなど1度も無く 

もう何年も過ぎていた 

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ほぼ同時にレストランの駐車場に入った車はリエさんだった 

あの頃と全然変わらない凛としたリエさん  

  

注文して 喋って 食べて 喋って 

話が尽きないね~と 笑い合った 

 

店内は空いていたからよかったけど  居座って2時間もしたころ 

 

「忙しいでしょからソロソロ」 と言ってから 

「引退することに決めた」 とリエさんが真顔で話し出した 

 

関西を離れる前に 会っておきたかったのだと   

 

離婚してひとり横浜へ引っ越すという ご主人のDVが原因らしい 

 

衝撃だった  

何度か会ったことあったけど  

まさか暴力を振るう人には見えなかったし  

いつも笑顔の彼女からは  想像も出来ないことだった   

   

そんな彼女が  赤裸々に私生活を話す状況に少し戸惑ったけど 

誘われるように私も 

人には話したこと無い過去の  拭いきれない後悔や悲しみを  つい話してしまった 

 

話した後には言わなきゃよかったと 絶対反省するパターンだとは分かっていたけど 

心を開いてくれた人に 開かないわけにはいかない状況で   

 

互いに涙していたことは 内緒にしよ~って 笑った  

 

結局3時間居て   駐車場に出て 別れ際 

「いつも味方でいてくれてありがとう」 って言われた 

 

彼女と同じ職場だった2年間   イロイロあった 

クレーマーメンバーのことや 同業イントラのねたみや 分からず屋の上司のことや 、、、あっ 分からず屋の上司のことは以前書いていたww  

www.rairi.xyz

 

 

味方だったというよりは 正しいコトは正しいというだけのことだっただけで 

私は彼女へ恩返しが出来ていない  

  

それにしても  2時間も経つ前に  もっと早く   

 

どうして久しぶりに連絡をくれたのか  

彼女が話したいことに気付いてあげればよかった    

 

鈍感な私 、、、イヤになる   

 

いつでも連絡すれば会えると思っていた   

ひとり関西を離れると決心するまで 彼女がずっと悩んでいたことさえ知らなかった  

残念すぎる   

 

私たちは一種の職業病で 

いつも元気に 無駄に明るく振る舞ってしまうところがある 

多分   頻繁に会っていたとしても  

彼女は  悩み事を顔には出さなかっただろう   

 

彼女は強い人  

だから  きっと 

これからもダイジョウブ  

 

人生の転機には出会いがあり キッカケがあり 別れがある   

今の私には  彼女のこれからの幸せを 祈るしかできない 

 

 

ご訪問ありがとうございました 

感謝☆

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