気になる1万年~1万2千年前にスポットをあててみる
そんな過去のコト 気にかけて何になるんだよ と自分でもそう思う
けど その頃の地球上のスペクタクル 知れば知るほど空想が広がる
1万年前といえば最終氷河期が終わりを告げ
地球上はアッチコッチてんやわんやの大変身だった
〇大地の変化 例えば3つ
1 ナイアガラ滝
ナイアガラ滝の形成は約1万2千年前に始まった
初期の滝は現在より10kmほど下流にあり
年に1mほどのペースで後退していまの位置にある
2 ユーラシア大陸と北アメリカ大陸を結ぶベーリング地峡が水没
最終氷期には南北最大幅1600kmの陸地で繋がっていたことが
下の動画(海岸線の変化)でよくわかる(画像はWikipediaから)
3 オーストラリア北部とニューギニアが切り離される
4千万年前には分離していたオーストラリアとニューギニアは
1万年前までの氷河期には海面の後退により繋がっていた(サフル大陸)
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〇1万年~1万2千年前のストーリー 例えば3つ
1 メキシコ ユカタン半島の
オヨ・ネグロ(Hoyo Negro)と呼ばれる水中洞窟で
2007年に ほぼ全身が揃った人類化石が見つかった
放射年代測定法などの分析により約1万2千年前のものとされ
サーベルタイガーなど1万年前に絶滅した動物たちの骨も見付かっている
発見された人類化石は
身長約147cm 15~16歳の少女と推定され ナイアと名付けられた
ナイアが生きた時代はまだ最終氷河期で
海面は後退していて洞窟は地上にあり
その後の海面上昇でオヨ・ネグロは8000年前から水没していた
2 南米コロンビア 1918年に世界遺産登録された
チリビケテ(chiribiquete)
コロンビア南東部アマゾン川流域
4億数千年前に湖だったところが隆起して出来た砂岩の層の大地が
長年の浸食で削られてテプイと呼ばれるテーブル状の山々が連なる奇妙な風景となった
断崖絶壁は高さ300~500m
ジャングルに囲まれて道もなく ヘリでしか近づけない秘境
その断崖の中腹に最近 壁画が発見され調査が始まっている
壁画は1万2千年前のものといわれる
ほぼ垂直な断崖に 誰が何のために?
調査の進展が待ち遠しい
3 日本では 縄文時代
縄文早期に定住集落が登場
およそ1万1千年前に季節的な定住がはじまり
1万年ほど前から通年定住が開始されたと推測されている
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1万年~1万2千年前
世界人口は約100万から1000万人の間
大洪水によって古代文明が滅亡したという言い伝えが世界中に残されている
空想するだけで スペクタクルを観るようだ
ベットに入って眠りにつく前の空想から
夢の中でタイムスリップ出来ればなぁ~なんて願う
(関連過去記事)
1万1千年~1万2千年前の建造物といわれるギョベクリテペ
(追記)
ご訪問ありがとうございました
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