ペトログリフは 地球規模に広がる古代文明の繋がりを解く鍵になるか
ペトログラフとペトログリフ
しばしば混同して使われるけど 厳密には両者の定義は別物らしい
英語圏の定義では
岩に刻まれた彫刻のことをペトログリフ(Petroglyph)
岩に描かれた絵画のことをペトログラフ(Petrograph)
刻まれた or 描かれた が大きな違い?
正直 よくワカリマセンが
南米にも北米にも オセアニアにも 中東にも アフリカにも ヨーロッパにも・・・
世界中に点在する 岩に刻まれた古代の文様
世界最古の文字とされるシュメールよりさらに古い
3万年前~BC2,000年頃のものもあるといわれる
時代と場所によって 両方の意味で捉えたいので
ここでは便宜上 というか好みでww
ペトログリフの言い方を使わせていただきます
ペトログリフ(Petroglyph)=ギリシャ語で石(ペトロ)とグリフ(彫刻)の造語
こういうものですね
〇 ペトログリフの意味
宗教的なことなのか 天文学的なことなのか コミュニケーションとして使われたのか その目的や用途の詳しいことは 解明されていない
〇 考古学としてのペトログリフ
世界中のペトログリフの中で(現在のところ)最も古いのは
ウクライナの ” カメンナヤ・モグリャ ” にある旧石器時代(約1万~1万2千年前)のものといわれるけど 遺跡と同じく まだまだ新たな発見は続くと思う
例えば こちらの過去記事の中で書いていた
南米コロンビアのチリビケテ(chiribiquete) の断崖にも
1万2千年前のものといわれる壁画が 最近発見されている
〇 日本のペトログリフ
全国各所に見つかっている
(Wikipediaから参照)
- 手宮洞窟(北海道小樽市)
- フゴッペ洞窟(北海道余市郡)
- 大面遺跡(青森県弘前市)
- 水窪遺跡(静岡県磐田市)
- 笠置山(岐阜県恵那市)
- ドルメン遺跡(滋賀県滋賀郡)
- 宮島(広島県廿日市市)
- 彦島の杉田丘陵(山口県下関市)
- 淡島神社(福岡県北九州市)
- 幣立神社(熊本県上益城郡山都町)
- 押戸ノ石(熊本県阿蘇郡南小国町)
まだまだ他にもある中で
個人的に興味津々なのが 下関市 彦島
(彦島八幡宮ホームページから参照 )
「彦島杉田遺跡 」
1942年
関門海峡を見下ろす杉田丘陵の頂上に1mほどの岩が数個あり
絵のような不思議な文様が見つかった
この彦島杉田遺跡の岩から 計30個ほど検出されたペトログリフは
セム語系(シュメール・バビロニア文字)と北方ツングスのエニセイ文字の入り混じったものと指摘されている(年代特定はされていないものの BC2,000~AC300年頃のもの)
「泳ぐ石」
三菱重工業(株)下関ドッグ(彦島江之浦町6丁目)と巌流島の海底をいつも移動している岩があり 進水式のたびにその岩が泳いできて邪魔をするので
「何かの神霊の宿るもの 祟りのないよう引き上げてほしい」との依頼があり
1982年に彦島八幡宮境内に安置された
「不思議な庭石」
三菱造船所の道路工事の際 大きな岩10個が掘り出された
その岩を 庭石にともらい受けた家で原因不明の不幸なことが続き
「もしや岩が」と調べたところペトログリフが検出され
現在 「泳ぐ岩」の傍らに安置されている
「泳ぐ石」というのも 潮の流れの関係だと思うのだけど なんだか不思議な話
彦島 いつか訪ねてみたい!
① 彦島八幡宮 ② 杉田丘陵 ③ 三菱造船所 ④ 巌流島
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シュメール語で刻まれたペトログリフが日本各地に存在するという不思議
シュメール語と日本語に幾つもの共通点が見られるとよくいわれる
何千年も前にシュメール人がやって来ていたのだろうか?
というか
世界中の古代文明は 地球規模で繋がっていたのでは?
過去記事でも書いていたけど
ラパス黄金博物館に
1950年頃チチカカ湖近くで発見された陶磁器の深皿がある
その内側に(1万3千km離れた)シュメールの楔形文字らしいものと さらに原始的な象形文字が描かれている
ペトログリフは
地球規模に広がる古代文明の繋がりを解く鍵のひとつになると感じる
ご訪問ありがとうございました
感謝☆