生命の起源は地球外からという「パンスペルミア説」の確証のひとつといえるかもしれない赤い雨
その遺伝子分析の結果は
国際的なデータベースのどれにも当てはまらなかった
未知の生物なのか!?
2012年11月13日 朝7時過ぎ
スリランカ ポロンナルワに 血のように真っ赤な雨が1時間降り続いた
〇 赤い雨が降る前
農業を営むティキリ・バンダさんの証言によると
「上空に花火のように光り輝くものに気付き 破裂音のあと赤いものが落ちて来た」
その後
隕石と思われる水田に幾つも浮かんでいた見慣れない石の破片をティキリ・バンダさんは拾った
〇 研究所に持ち込まれた赤い雨
最初に持ち込まれたコロンボ医学生物研究所
キールティ・ヴィクラマトラナ博士によると
「血のように赤い雨からは 有害物質は検出されなかった」
顕微鏡でみると多くの赤い細胞が確認されたが その正体は分からず
今も大切に冷蔵保管され 研究が続けられている
〇 赤い雨は他にも
神話の時代から赤い雨の話は存在しているという
・ ギリシャ神話の中にも 隕石が落ちた後5日間赤い雨が降り続いた
・ 紀元前30年頃のエジプトでも 空が光り輝いた後 血のような赤い雨が夕立のごとく降った
近年では
・ 1819年 オランダ
・ 1863年 スペイン
・ 1867年 スイス
・ 1877年 イタリア
・ 2001年 インド南西部ケララ州(断続的に1か月間降り続いた)
〇 赤い雨の調査
宇宙生物学が専門のチャンドラー・ウィクラマシンゲ博士(スリランカ ルフナ大学)
と 当時彼の元で研究に携わっていた三宅範宗(ミヤケノリムネ)博士(千葉工業大学 惑星探査研究センター)が 赤い雨の調査に携わり スリランカにも出向いている
2001年の インドケララ州に降った赤い雨と 2012年スリランカに降った赤い雨は
顕微鏡でみると微妙に形が違っているものの どちらも
特徴とされるのが分厚い細胞壁
「こんな奇妙な細胞は今まで見たことがない」と博士たちに言わせるほど
その細胞壁は分厚く硬く 遺伝子からDNAを取り出すことも出来なかった
〇 細胞のスライスに成功
帰国後も 研究を続けている三宅博士が
異常なまでに分厚い細胞壁を 特殊な方法でスライスすることに成功
〇 赤い雨の細胞の正体は?
シアノバクテリア(原核生物)だった
シアノバクテリアについては
約30億年前 地球上で最初に光合成により酸素を吐き出した(今も生きている)生物として コチラの記事で書いていた
しかし
遺伝子分析の結果は
国際的なデータベースのどれにも当てはまらないという
つまり
既存の種ではない 未発見の新種!? 未知の生物なのか!?
〇 パンスペルミア説
生命の起源は
隕石や彗星によって運ばれてきた微生物が地球上で進化したという
パンスペルミア説
調べたところスリランカの隕石の奥深くにも 赤い雨と同じ細胞が入っていた
赤い雨の細胞が宇宙から来たものだと断定はできないにしても
細胞壁が異常なまでに分厚かったのは
宇宙空間で紫外線にさらされ 飛び交う宇宙線に耐えたからではないだろうか?
〇 生命誕生の謎
生命誕生は
海底の熱水噴出孔からという説や 地表の水たまりで紫外線が影響して有機物が出来たという説 さまざまに言われるなか
宇宙からやってきた原核生物が地球上で進化した!という説もアリだと思う
一酸化炭素・アンモニア・水に放射線ビームをあてるとアミノ酸など有機物が出来るという実験も行われている
「生命は宇宙からやってきた」
パンスペルミア説を 否定はできない
じゃあ 宇宙の何処から?!ってことになるのだけど
話はドンドン長くなってしまうので 今日はこの辺でww
生命誕生の謎 そして 宇宙の謎は 果てしなく面白い♪
ーーーーーーーーー
追記 2019年11月19日
これも「パンスペルミア説」を裏付けるひとつのニュース
ご訪問ありがとうございました
感謝☆