PTSDの猫 癒される日は来るのかな
きょうは猫の日?でというわけではないのだけど
我が家のにゃんずのこと 書いておきたい
保護された 空くんと 凜ちゃん
公園の野良母さんから 2004年夏に生まれた兄妹
発見された時 凜ちゃんは ちぎれた左後ろ足の膝から
ポタポタと血を流しながら
兄猫の後を追って 懸命に歩いていた
保護活動をされている Yさんの仕掛けたオリに
兄妹いっしょに入って 保護された
傷口からの感染症で 命の危険も心配という獣医の判断で
後ろ左足付け根から切断という 大手術を受けた凜ちゃん
その後Yさんの手厚い看護で回復し
里親探しのサイトに載せられた
その時の写真
何気なくの ネットサーフィンで出会った写真だった
里親になるということは 責任が伴う
旅行に出かけることも 諦める覚悟がいる
迷いはあったが
募集コメントの一行が 胸に刺さった
「兄妹 別々でのお引き取りでも構いません」
急がなきゃ!兄妹が別れ別れになってしまう!
あとでわかったことだけど
障害のある子は 引き取り手が難しいらしく
兄妹別々でも と募集されたようだった
すぐに問い合わせ 車で2時間
訪ねたYさんのお宅には 保護猫が24匹!
保護活動をされる方の 愛と労力に敬服する
2004年12月28日
空くんと凜ちゃんが家族になった
初日 爪で右手のひらを えぐられて出血した
数日間手を開くことができないほど 深くえぐられた
連れて来られて 不安で 怖くて
人間から妹を守らなきゃ。と必死だったに違いない
猫ちぐらに手を入れた 私が悪かった
しばらくは「シャーッ!」 と威嚇の日々が続いた
「怖いんだね もう大丈夫だよ 安心していいんだよ」
たとえ懐いてくれなくてもいい
この子たちに HAPPY ! HAPPY ! なにゃんずになってほしい
人間がPTSDになったら 心療内科とかに行くのだろうけど
動物の場合は ひとりで恐怖と戦って 乗り越えようとしている
癒される日は 来るのかな?
PTSDの症状と対応
1 宅配のピンポンにも ダッシュで逃げて隠れてしまう
洗濯機修理の人が来た時には
修理の人が帰った後も 半日姿を隠していた
たとえば 家具搬入とかであっても
できるだけ我が家に他人は入れないようにしている
隠れて何時間も出てこない行動は
2年程前からマシになりつつある
今では「大丈夫だよ~帰りはったよ~」と呼ぶと
数分で戻ってくるようになった
大進歩だ
「ほんとに誰もいない? 大丈夫かにゃ~?」
2 保護された当時は 恐怖心のあまり血尿まで出ていた
野良の時 いったい何があったのだろう
どうして脚を切断するほどの怪我を しちゃったのだろう
消えない恐怖心は 一生つづくのだろうか
先日は 窓の外に見つけた電柱工事の人に
「ウ"ゥゥーーー」と唸り続け
その後数日は 神経質になってしまっていた
できる限り優しく接することで 癒してあげたい
3 少しの音にも 敏感にビビる
近づく気配だけで 目を覚ましてしまう
たま~にグッスリと眠る姿を見ると ホッとする
あえて無視して 構わないのも思いやりかな
近況
凜ちゃんは
我が家に来て数年は 声さえ 全く出さなかった
声が出ない猫なのかと 思うほどだった
今では ミャ~ゴッミャ~ゴッと主張する声が
妙にデカくて ビックリさせられる時があるww
3本脚のハンディは ほとんどなく
CATタワーも上がれるし 猫扉も突進してくぐり抜けるし
猛スピードで 空くんと追っかけっこだってする
いっしょに暮して13年経った今でも
ただ近づくだけで 走り逃げ去ることは しばしばで
チョト悲しいけど
ご機嫌な時に なでなでさせてもらえると
感動してしまうww
空くんは
フレンドリーで
最近特に 超甘えたさんになった
腕白で ひょうきんで 気遣いのある優しい子
表情に変化があって 毎日笑わせてくれる
癒しの超能力猫に違いない
空くんも 凜ちゃんも 家族になってくれてありがとう♡
なめ合ったり プロレスしたり 日向ぼっこしたり
空くんと凜ちゃんの幸せそうな姿見ると
兄妹いっしょに引き取って ほんとうに良かったと思う
野良の時 怖い目にあって
それでも恐怖と戦って 乗り越えて
強い子たち
誇りに思う
写真にあるキャットドアは 扉をくり抜いて
カンタンに取り付け出来ました♪ オススメです☆
ご訪問ありがとうございました
感謝☆