空にゃんとお別れした けどまだ毎日 名前を呼んでしまう
キャベツを切っていた
突然涙が溢れて
包丁で指を切った
いつまでも悲しんでいてはいけないんだ
「もうラクになったね ヨカッタね」と言ってあげなきゃいけないんだ
空にゃんの最期は
かわいそうで ツラすぎた
すぐには書けなかったけど
ちゃんと記しておこう
8月は またひとつ 悲しい月になった
ーーーーーーーー
8月1日 午前中まで猛烈な食欲だった空にゃんが 午後になって突然食べなくなった
エコー検査で腹部に見つかった肉腫は
開腹しても取り切れる肉腫かどうかわからない
血液検査によると貧血もあり
麻酔をかければ戻ってこれないかもしれない
年齢的にも手術はムリでしょ
あとは自宅での点滴と飲み薬で様子を見ましょう、、、と
点滴(背中に針の刺し方は教えてもらった)と
飲み薬(粉薬をシロップで溶いて注射器で口へ)が処方された
針を刺す自分もツラかったけど
空にゃんは よく我慢してくれた
少しはよくなる様子だったので毎日続けた
キャットフードはカリカリはもうムリで
ゼリー状から液状のものになったけど
毎日味を変えながら なんとか食べてくれた
ーーーー
毎日 べったりくっついて甘えていた
つい先日まで元気だったのに
凜にゃんの時もそうだったけど
衰弱は突然に 猛スピードで悪化する
食べても食べても
栄養は肉腫に取られて 腹部はどんどん膨らんでいき
背骨は痛々しいほどに浮き上がり
足の筋肉は痩せて もうジャンプもできなくなった
空にゃん愛用のイスの高さを最小に低くした
トイレにもヨタヨタとした足取りで間に合わず
廊下はビニルとペットシートでランウェイになった
8月7日 最期の日
AM1:00 リビングでおしっこして その上にヘタってしまった
身体を拭いてやっても 目は虚ろ
フラフラと歩きだし立ち止まったかと思うと また おしっこ
目が離せない
AM2:00~ ふらつきながらリビングを転々と移動
膨らんで重い腹部が心地悪いのだろう
体側を右に左に 何度も寝返りを打つ
AM4:00 ウトウトしていたら ドスンッ!とすごい音でビックリした
空にゃんがイスから落ちて
布地に引っかかった爪1本でぶら下がっていた
よほどショックだったに違いない
爪を外す気力もなく
絶望に満ちた表情で ただ ぶら下がっていた
あの時の空にゃんの悲しげな表情を 私はたぶん一生忘れることができないだろう
空にゃんの体を ダイジョウブ ダイジョウブとマッサージしながら
どうか辛くありませんように、、、と祈るしかなく
治る見込みのない悲しさで 胸が締め付けられた
ーーーーーー
数日前まで
家具の高いところまで 軽快に飛び上がっていた
ダンボール箱に飛び込んではヤンチャにガチャガチャとやっていた
驚くほど 衰弱は突然
膨らんだ腹部が揺れて 筋力の無くなった足では歩くことさえタイヘンになっていたけど
空にゃんは よく頑張った
14:00 ヨタヨタと 最後の力を振り絞る様子で向かった先は 奥の部屋
キーボードやスピーカーの裏側
壁との20cmほどの隙間
そこは人間恐怖症の凜にゃんが ピンポンが鳴るたび逃げ込んでいた場所
空にゃんは いままで一度も入ったこと無かった場所
・・・そっか その時が来たんだね
胸に抱きしめたかった
隙間から引っ張り出して 胸に抱きたかった
けど
その場所を選択した空にゃんの意思を尊重して 少し離れて見守った
16:00過ぎ 空にゃんは呼吸を止めた
空にゃんの魂は
宇宙へ 帰って行った
ワンパクでおおらかで
心優しくて表情豊かな空にゃん
16年のにゃん生 イロンナコトがあったね
笑ったり困ったり激しく遊んだりビックリしたり大変だったり愉しかったり
記憶の中にずっとずっと、、、大好きだよ
ありがとう空にゃん
にゃんずがいた日々 忘れない
ご訪問ありがとうございました
感謝☆