サーモン・サケ・マス 似て非なるもの?!違いが少しワカッタ件
サーモン関連話第4弾となると 自分でもチョとシツコイ感ありなのだけどww
今回は サーモン・サケ・マス
その違いって何なの? 気になってしまったので調べてみた
サーモン・サケ・マス 似て非なるもの?!
何となく 和食には鮭 洋食にはサーモンと思っていたり、、、
けど そんな単純なコトではなかったww
学術的にはサケ目サケ科で同じなのだけど
サーモン・サケ・マス の違い
まず お寿司でいただくのは ニジマス(トラウトサーモン)
トラウトサーモンというのは養殖されたニジマスの商品名なのですね~
英語では 鮭=salmon 鱒=trout
トラウトサーモンを和訳すると「マスサケ」(マスなのかサケなのかどっち?ってなる 笑)
欧米での解釈はシンプルに
salmon = 海に降りるもの
trout = 川など淡水で暮らすもの
日本での解釈は
鮭 = 国産・天然・加熱調理用
サーモン = 輸入・養殖・生食可 という分け方もあったようだけど
最近では 養殖銀鮭「桜銀(おうぎん)」という生食可のものもあるし
川で産卵して 海に出るのが 鮭で
ずっと川など淡水域で過ごすのが 鱒と思っていいのかな? ハテ?
例えば ひと言で マスといっても
サクラマス・カラフトマス・ニジマス・ヒメマス・マスノスケなどイロイロで
ヒメマスの場合 淡水で暮らすのがヒメマス ・ 海に出るのが紅鮭
マスノスケは キングサーモンの和名
サケ属の中で最も冷水(アラスカ~北太平洋)に生息 体長160cmになるのもある
ニジマスは 淡水で暮らすのがニジマス ・ 海で育てた(養殖)のがトラウトサーモン
「にゃんですと? ヤヤコシイにゃ~ww」
「 産卵のため里帰り中の鮭に川で出会ったら
「あなたはサケ?マス?」って訊ねたくなるねww」
あと
スーパーで一般に鮭として売っているのは 日本近海でとれる白鮭で
日本近海ではほとんどとれないのは 紅鮭
「説明すればするほどヤヤコシクなってる気もするけど?」
・・・続けます 汗
何故 日本での呼び名が これほどヤヤコシクなったのか?
昔 日本では 総じて「鱒」と呼び 海に出る「シロザケ」だけを「鮭」と言っていた
(奈良時代では 「鮭」といえばシロザケ 「鱒」といえばサクラマス を指していた)
(国立研究開発法人 水産研究・教育機構 北海道区水産研究所によると)
昔は サケとサクラマスだけで区別は十分だったが
蝦夷地開拓により道東方面には別種のサケ・マスが分布(カラフトマスなど)していて
その後 北洋漁業が始まってからは 日本には分布しないものも捕獲されるようになり
漁業者は ベニマス・ギンマス などと呼ぶようになり
「鱒」より「鮭」の方が高級感があるということで ベニザケ ギンザケ というようになった、、、とのこと
白身魚なのにピンク色をしているのは
アスタキサンチン(カロチノイド系色素)
甲殻類のプランクトン(アミ類など)を食べ 蓄積したもの
(イクラが赤いのも エビやカニの殻や 鯛などの表皮の赤色も同じ理由)
「確か フラミンゴも 赤い色素の藻などを食べるからですよね」
「動物園では餌に赤い色素を混ぜるんだって~ じゃないと白いフラミンゴになっちゃうんだって」
「開脚さん! 意外と博識だにゃ~」
「ってか私たち、、、 話ソレてる ゴメンナサイ」
赤身魚(マグロ カツオなど)の濃い色は
ミオグロビンという肉の色素タンパク質によるもので
運動する時 酸素を筋肉にたくさん蓄えるので常に泳ぎ回ることが出来る
人間の赤筋もミオグロビンで持久力に長けていますね 以前の記事はコチラ
海に出た鮭が どうやって生まれた川に戻ってくるのかは諸説あり ハッキリとした解明は まだされていない
意思の強そうな面構えといい まだまだ不思議な魚です
話 関係ないけど
自転車で日本一周中に 知床ウトロで「網おこし」の漁船に乗せてもらった時の
ウロコ飛び散る壮絶な光景を思い出した
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(鮭・サーモンに関する 過去記事はコチラ)
ご訪問ありがとうございました
感謝☆
追記 2018年10月12日
シャケはもともとサケの方言だったようで
今では サケでもシャケでも どちらでも良いようです☆
サケノミーさんちの シャケにゃんにも よろしくお伝えくださいまし♪
追記 2018年10月16日
この記事から 素敵な物語を書いてくださいました
toikimiさん ありがとうございます 感謝☆