無知の知ノート

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サーペント・マウンドは地上絵なのか 墳墓なのか

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アメリカ合衆国内で最大規模の形象墳と考えられるサーペント・マウンド 

  

ヘビの形をして しっぽがトグロを巻き 口にはタマゴを加えているようにみえる

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この形象墳の全長は約435m 墳丘の高さ 1~1.5m 胴部分の幅は 6m 

丘の上にあるこの巨大なヘビは 上空からでないとその全容はつかめないことから 

アメリカの(ナスカの)地上絵とも称される 

 

いったい誰が何のために いつ造ったものなのか 

考古学者の中でも意見が分かれている

 

場所は オハイオ州 アダムズ郡 

ブルシュ・クリーク河谷(Brush Creek Valley)東岸 

 

Googleマップでみてみると

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近辺にはアデナ文化(B.C1000~A.D100年頃)の墳墓もあることから 

その頃造られたという意見や  

フォート・エンシェント文化(A.D900~1700年頃)のものという意見や 

天体現象に関連しているという意見など 

いずれにしても疑問点は拭えないのだけど  

 

そもそも

アパラチア山脈の西に広がるこの土地は 先住民の「聖なる土地」だった 

数ある墳墓の中でも このサーペント・マウンドは形やスケールからも奇妙な塚にみえる

 

先住民の伝説によると 

「自分たちがこの地に来る前から塚は存在し 空から来る者の目印になっている」 と

 

この地では レアメタルイリジウムが存在する  

サーペント・マウンドが 約3億年前の直径8kmにわたる隕石クレーターのちょうどフチのところに不思議に位置しているという話もあり 何か関係しているのかもしれない   

 

(手作り元素表でアシカラズですが 白金族のこの位置)

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イリジウム(Ir)=元素番号77 非常に硬く 融点も高いことから加工や成型は難しいけど 耐蝕性 耐熱性に優れ 衛星など宇宙分野でも使われている   

 

(妄想)

このイリジウムを求めて宇宙からの来訪者があり 目印の塚が造られ 

先住民との交流もあり伝説が残る? 

その後のフォート・エンシェント文化で塚が墳墓として再利用された? かも? 

 

真実は知りたいけど こうやって妄想広がる謎は 

謎のままでいいのかもしれないとも思う  

 

(地上絵関連過去記事) 

ナスカより古い!「パルパの地上絵」発見に物語を感じた - 無知の知ノート

サウジアラビア謎の古代構造物 Google Earthで探索&発見 - 無知の知ノート

 

 

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